2011年01月27日掲 載
12月の天才K君がいるBクラスってこんなクラス!
12月の天才K君がいるBクラスってこんなクラス!
年齢差のある子どもたちが集まるからこそ、刺激し合って伸びていくクラス
アトリエのキンダーBクラスは、小学校5年生と3年生の少しお姉さんの女の子2名と、2年生を筆頭に幼稚園生までの男の子6名、合計8名の子どもたちがいるクラスです。このクラスの特徴は皆がとても仲良しだということ!
~真似っこから始まる共同創作~
「おもしろいこと思いついたよ!」「すごいのができちゃったよ!」と誰かが言うと、「本当だ!僕も同じの作りたい!」という感じで、1人の子どもの作品に刺激を受けて同じテーマの作品を皆(特に男の子たち)が作るという光景がよく見られるクラスです。
ある日は「魚釣り」の竿をそれぞれがつくり、一緒に遊んだり、水に溶かした粘土でプクプク泡立てて競争をしてみたり…。
ブクブク・・・おもしろいネ! 魚釣り大会で~す!
ある日は男の子全員で「潜水艦づくり」。一つのテーマを共有して一緒に創作していると「難しいなぁ。」と困っている子には「こうしたら簡単だよ!」とか「手伝ってあげる!」と、互いに助け合うコミュニケーションが自然と生まれます。子どもたちは創作を通して人との関わり「社会性」をすくすく育てているのが伝わってきます。
今日は、みんなで潜水艦を作るんだぁ~!!!
お友だちと同じ作品を創るって悪いこと?
~真似ることで育まれる力がある~
子どもたちを見ていると、自分には難しいなと感じている技術を真似ることで自分の力として「造形力」を育んでいます。また、自分では思いつかなかったアイディアも、オリジナリティを表現する「発想力」へとつなげるために吸収していく!
こうした「もっと色んなことができるようになりたい!」というステップアップする気持ちが友だちの作品を「真似る」という表現になっているのではないでしょうか。
Bクラスの子どもたちを見ていると、お互いに刺激を与え合いながら切磋琢磨し、「個性」を輝かせているのだと、日々のアトリエで感じています。
(「子どものアトリエ・アートランド」本部アトリエ カウンセラー 佐久本惠)