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2015年5月号 【末永蒼生の子育てQ&A】

2015年05月01日掲 載

親と子のための色彩心理入門
第16回 「 配色の意味④~赤とオレンジの配色は“お母さん、傍にいて!”」

Q:
5歳の女の子ですが、このところなぜかまとわりついて身体に触ったり、いろんな話しをしたがります。来年は小学校だし、いつまでも甘えん坊では困るなと思っています。絵の色使いを見ると暖色系の配色が目につきます。この2匹の金魚も赤とオレンジです。どんな心理なんでしょう


A:

赤とオレンジの配色が意味する「もっとコミュニケーションしたい」
これまで黄色と青、あるいは赤と青など、暖かい色と冷たい感じの色の対比的な配色の心についてはお伝えしてきました。今回は赤とオレンジという同じ暖色同士の配色ですね。この絵、2匹の金魚が向き合っているというイメージです。ここにはとても子どもの心がよく表現されているんですよ。
ご質問にもあるように急に甘えん坊になったような行動をとっているということですが、その理由がこの絵から感じ取られるのです。赤と青のように対比的な配色と違って、暖色同士の配色は誰かと心を一つにしたいという気分と関係があります。
こういう甘えん坊の時期は子どもの成長期に周期的に訪れるものです。たとえば、小学校前の少し不安な時、あるいはきょうだいが生まれて自分が注目されなかったりして寂しい時、体調が悪い時などです。誰かと親密なコミュニケーションをしたい、また誰かに傍にいて欲しいといった欲求のサインでもあるのです。
このようなサインを感じたら、とりあえず子どもに寄り添って安心させて上げる必要があります。というのは、このようなメンタルケアによって子どもの成長力は高まり自信が育ちます。その結果、ベタベタとまつわりつくことも少なくなりますよ。「いつまでも甘えるんじゃないの!」とたしなめるよりもはるかに効果的なメンタル作戦なのです。

5歳女子赤とオレンジ.jpg
8歳女子。2匹の金魚は赤とオレンジの配色。暖かい色同士の組み合わせは、誰かともっとコミュニケーションしたい、傍にいて欲しいというサインなのです。






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