[VOL.4 2005.9月発信] 心に響いた絵門ゆう子さんのトーク
2005年09月08日
「色彩学校」では毎年、ゲスト講師をお招きして特別講義をお願いしています。
たとえば、横尾忠則さんやワダエミさんなどのアーティストに、ご自分の色彩世界を展開していただいたり、精神科医やカウンセラーといった専門家に心理的なお話を伺ったり……。年によっていろいろですが、有名無名関係なく、まず私たち自身が共感できる方においでいただいているので、これまでのゲスト講師は皆さん、個性的かつインパクトのある方々ばかり。
その中でも、お話の内容もご本人も素晴らしくパワフルだったのが、今年のゲスト、絵門ゆう子さんでした。絵門さんについては、朝日新聞で「がんとゆっくり日記」を連載されているので、ご存知の方も多いと思いますが、アナウンサーとして活躍されていたのが、数年前に乳がんを発症。現在は、再発転移という深刻な状況を抱えながらも、本を書かれたり、朗読会をされたり、カウンセラーとして患者仲間を支えたりなど、多忙な毎日を送っていらしゃいます。
さる8月27日に「色彩学校」主催で行われた講演会では、ご自身のがん体験から始まって、患者が1人の人間として尊重されにくい医療の問題、その大元にある教育のあり方、一瞬にして生を奪う戦争の理不尽さ……など、1人1人の心に響く深いお話が続きました。命と死に向き合う日々から発せられるその言葉に、会場はときに大爆笑、そしてときにそっと涙をぬぐう人も……。
そんな絵門さんが強くメッセージされていたのは、誰の中にも自分で自分を元気にしていく力(免疫力)があるのだということ。そしてそれをパワーアップさせるには、ワクや常識にとらわれない前向きな気持ち、つまり最終的には自分を信じる「心の力」ということだったように思います。
私たちハート&カラーでも、これまで何度かがん患者さんのためのカラーセラピーを行ってきましたが、今回の絵門さんとの出会いを得てますます、色彩を通して「心の力」を高めるお手伝いができればと気持ちを新たにしました。
最後に、私の絵門さんの印象は、夏の終わりの台風の目のような方。周囲に風のエネルギーを送りながらも、ご本人は天高く晴れ渡り、澄み切った心をお持ちの素敵な方でした。
興味のある方は、絵門さんのHPもぜひご覧ください。http://www.asunet.net/emon/
江崎泰子 (ハート&カラー総合プロデューサー)
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