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[VOL.9 2005.12月発信] 「アート&セラピーコース」前期 画材体験を終えて

2005年12月02日

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実践科を6月に立ち上げて、はやいもので11月に前期画材体験の最後の回を終えました。


画材体験は、「色彩学校」本科でもカリキュラムの一部に含まれているのですが、一つ一つの画材をテーマにじっくり時間をかけて体験できるクラスを作りたいという想いが今回の「アート&セラピーコース」(<色彩心理 実践科>)の立ち上げにつながりました。お料理が、素材を吟味することでさらにバリエーションが増えていくように、画材も体験していくことで、自己表現の幅も自ずと広がり、自分自身のセルフメンタルケアは勿論のこと、アートセラピストとして活動される方にも様々な表現方法を身につけていただける場になるのではないかと思います。


6月からパステル、水彩、アクリル絵の具、油彩、粘土、紙と様々な画材体験を通して、参加者の皆さんお一人お一人が、画材から引き出される感覚や感情を実感していただけたのではないでしょうか。

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そしてインストラクターの私自身も、参加者の方々の表現からエネルギーをたくさんいただきました。

私は美術を専門に勉強してきた人間ではありませんが、小さいときからよく絵を描いている子どもでした。また、ありがたいことに、学校の美術教育でも、先生から「こうした方がもっといい」というような指導や評価の目にさらされるという体験がなかったので、基本的に好きなものを好きなように創っていました。ですから、大人になってからも趣味で絵本を創ってみたり、年賀状をちょっとこだわってみたり、色彩表現は大好きなんです。色彩表現の何が好きかというと、自分の世界を自分で創ることができるから。自分の為の表現なので、人の目を気にせずに自分だけの色の世界に入っていけるところが好きです。でも描いているとちょっと人に見せたくもなり、その人が自分の絵を楽しそうに見たり、笑ったり、驚いたりしていると、更に嬉しくなってしまうのです。


私自身、学生時代心理学を学び、自分の内面を見つめる一つの切り口としてのアート、色彩表現に興味を持って「色彩学校」を修了し今日にいたるのですが、「色彩学校」で講師としてインストラクターとして仕事を始めてからは、受講生や参加者の方々の多くの表現に出会い、一人一人の方の表現から聞こえてくる心の言葉の多様さに、日々驚きと感動を覚えます。そんな中、インストラクター自身が表現することの大切さを改めて感じています。

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けれども、今回正直に告白すると、前期の画材体験の中で、「油絵」は私が今まで使ったことのない画材でした。「オイルバー」といって、油絵具をスティック状にした画材は、「色彩学校」でも体験しますし、家でも扱いやすいので使っていましたが、油絵具は、道具もたくさん揃えなくちゃいけないし、匂いがきついし、と言い訳を作っては距離をおいていました。でも、今回テーマ画材の一つとして是非取り入れたいと考え、「アート&セラピーコース」で私の仕事の相棒の星野さんに(星野さんは美大出身)も相談しながら、とにかくセットを購入。そして家でカンバスを広げて描いてみました。その感想は、、、?


それはそれは、私のエネルギーを全て受け止めてくれ、しかも、描き直しも自由自在なので、紙にむかっていくらわがままし放題で絵の具をぶつけてもオッケーで、「どうして今まで遠ざけていたの?」と思えるくらい、ふところの広い、私にとってまさに理想の男性のような画材だったのです。そうなると、強い匂いもなんのそので、しばらく油絵にはまってみようと思います。


こんな風にまだまだ出会っていない画材は私にとっても数多くありそうです。今後の画材体験のテーマにも新たな画材を取り上げていきたいと思っています。


さて、来年は1月から5月にかけて「表現方法」をテーマに後期のカリキュラムを進めていく予定です。表現方法というと、難しそうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、例えば「模写絵」では、原画を表現した人の気持ちを感じたり、切り絵表現というテーマなら、紙に色を染めたり、紙を切ったりする時の気持ちに寄り添ってみることで、創作そのもがセラピーにつながる体験をしていただけるのではないかと思います。興味を持たれた方は是非一緒に楽しい時間を過ごしませんか?

担当 大村朋子

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