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[VOL.15 2006.6月]美術館ワークショップへ!

2006年06月07日

美術館ワークショップへ! ~ いわき市美術館 ~
          「アート&セラピーコース」担当インストラクター: 星野 薫   

ハート&カラーでは、これまでに美術館にて数々のワークショップを行ってきています。
今回は、その中で先月5日に担当させて頂いた福島県いわき市立美術館での様子をお伝えします!

今回は、ラウル・デュッフィー展の同時企画として実施された 『色彩を楽しむ生活 - カラーコーディネイトで生き生きと!』と題して企画されたワークショップです。
参加者は絵を描くことや色彩を体系的に学ぶことは、ほとんど初体験という50代前後の女性の方、約20名でした。
4日間のプログラムで私が担当したのは、後半2日。デュフィ風にオリジナルの配色でテキスタイルをデザインしたり、音楽を聴きながら絵を描くといったコーナーです。

はじめは、「自身がないからー」「ヘタだから…」とつぶやく参加者の方が多く、実は私も、大丈夫かなー…、と心配になりましたが、一転。
ワークや簡単なレクチャーを重ねていくうちに、皆さんの内面にあった豊かなイメージがどんどん出てきて、次々に素敵な作品が生まれました。
作品発表の時は、それぞれの方に解説をしていただきましが、言葉の豊かさに、こちらの方が驚いてしまいました。
都会の人のように飾らないぶんだけ、とても率直で次第に20人の参加者の間にも連帯感みたいなものが生まれて行きました。
このワークの場では正直な自分を出しても大丈夫という信頼感ができてきたからでしょうか。60代の女性の方が「じつはカンジンスキーが好きで」と言われ、画集をもってきたり、すごくシュールな写真を撮っていたり……。
最後の感想で、数年前にご主人を亡くし、今は1人で90歳の寝たきりの母親の介護をしているという60代の女性が、「色を通して自分が充実した時間をもてたおかげで、家に帰って90歳の母のことを優しく抱きしめてあげられそうです」と言って下さったのが、心に残りました。
この他にも、人知れず表現活動をしているなど、1人1人の個性的な心の世界が感じられる場面がたくさんありました。
とくにセラピーなどとテーマに掲げなくても、人は色を表現することで自然に心が喜びの方向に向かうのかもしれません。アートセラピーによって参加者の皆様が変って行く様子を実感し、その現場に立ち会えたことにとても感動しました。
アートが人を癒す力を、改めて 見つめ直す最高の機会となりました。

<ラウル・デュッフィー展> 全国にて巡回開催中 
2006年6月10日~7月24日 静岡アートギャラリー
2006年9月7日~26日 大丸ミュージアム東京

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(1)音楽を聴きながら創作    (2)できた作品をシェア

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(3)全員で記念写真

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