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[VOL17 2006.7月]末永蒼生講演会レポート

2006年07月19日


全国に広がった、アートランド提携アトリエ…、各地域ごとにネットワークもどんどん生まれています。ネットワークは現在、福岡、岡山、大阪、名古屋、広島そして東京地区でそれぞれ展開されています。各ネットワークではアトリエ主宰者が協力してイベントを開催したり、勉強会を開いてインストラクターのスキルアップをしたりと盛んな活動報告が本部アートランド事務局へ報告が寄せられています。今回はそのネットワークの一つ、東京地区の提携アトリエ主宰者たちが協力して末永蒼生先生の講演会を開いた様子をご紹介します。


この講演会を企画したネットワークには「ハーティトゥリー」という名前がついています。メンバーは東京を中心に近隣の県で開設している提携アトリエ主宰者の方々です。でも、「ハーティトゥリー」には参加地域の限定が無いので、メンバーに関西のアトリエ主宰者もいる大きなグループのネットワークです。


講演会は2006年6月11日(日)東京・青山子どもの城で開催されました。テーマは絵を通して子育てを考える『子どもの絵は心のメッセージ』です。会場には、「子どものアトリエ・アートランド」会員の親御さんだったり、そのお友だちなど総勢70名以上の方々が参加されていました。


前半は、子どもたちが描いた11枚の絵の中から、気になる一枚を選んで模写をするワークショップ体験。初めのうちは「クレヨンを使うのは小学生以来!」「絵を描くのは苦手…」と少し戸惑いぎみの皆さんの様子でしたが、描き始めると子どもたち以上に熱中(?!)。描き終わった後も「火山の爆発の絵を模写したら何だかスッキリした!」「子どもらしい自然で歪(いびつ)な線は、描こうとしてもなかなか描けない」「ここまで強く塗り込めるのは、意外と力がいる」また、「実際に描いてみて初めて子どもの気持ちが分かった!」という感想など、皆さん模写絵を通してたくさんの気付きがあったようです。


後半の講演会では、子どもたちの絵に見られるさまざまな成長のプロセスが末永先生から子どもの絵を見ながら紹介されました。「子どもには、自分の力で成長する能力がもともと備わっている」ということ、「子どもの持っている世界を大切に育てるのは私たち大人の役割」など、末永先生の子ども時代(12才の時)の絵を見ながら話されたことは、子育てをしているお母さん、お父さんには自分の子どもに置き換えてお話を聞いていらっしゃったようで、中には感動の涙を流されている親御さんもいらっしゃいました。


連日のように報道される子どもたちの悲しい事件を耳にすると、不安に感じられることもあるかもしれません。また、子育てをしていると、多かれ少なかれ「うちの子はこれで大丈夫かしら?」という悩みをもつこともあるでしょう。それでも、家庭、地域、そしてアトリエから、子どもの“自由で安全な環境”を見守る気持ちが少しずつ広がっていけば、確実に子どもたちの未来につながっていくのではないでしょうか。参加された皆さんから、「今アトリエで自由な表現をしているのは、子どもにとっても私にとっても大切なことだと感じました」「子どもの中にある成長プログラムを信じて見守りたいと思います」といったご感想を頂き、改めてその輪が広がりつつあることを感じさせていただきました。


報告者:アートランド提携事務局 樋川祥子


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