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2005年11月30日

胃袋が喜んだ沖縄の色

首里城(1).jpg

仕事で日本の各地を旅するが、今月は沖縄まで行った。11月なのに、沖縄は東京の9月のような暑さだった。そんな温度差も含め、自分の体がほっとするのを感じる。長崎育ちの僕は、やはり南に行くほど細胞レベルでくつろいでしまうらしい。


今回は、3年ほど前に沖縄に移り住んだカラーセラピストの山内暢子さんが企画した「カラー・コミュニケーション フォーラム沖縄2005」にゲストとして参加するために那覇市を訪ねた。打ち合わせをかねた前夜の食事会ではもともと好きな沖縄料理ということもあったが、いつもに増して僕の胃は喜んでいたようだ。日頃は講演などの前日はあまり食べないようにしているのだが、この夜は楽しいお喋りとともに遠慮なく舌鼓をうってしまった。


食欲というのは正直だと思う。消化器は副交感神経の働きが関係しているといわれるが、たしかにくつろぐと食欲が湧くし、また食べると気分が落ちつく。東京にいるときは、仕事の合間にあわただしく食事をとることも少なくない。でも、沖縄では全身が副交感神経になってしまったかのようにうきうきと食べている自分がいた。いったいどうしたのだろう。


沖縄の暖かい空気や潮の香り、それに、もしかしたらその日の昼間見た色も僕の副交感神経を刺激したのかもしれない。それは、首里城の色だ。今では世界遺産にも登録されている首里城はその建物全体を彩る赤がなんとも美しい。東京などでもしも赤一色の建造物があったら、ケバケバしい感じになり見るのがつらいと思う。でも、豊かな緑や海に囲まれた沖縄では、首里城の赤がむしろ優しい印象すら与えてくれるから不思議だ。激しさや強さを秘めながら、同時に優しさを持つ赤い屋根瓦……。この独特の赤はどうやって作られたのだろう。


首里城の正殿は1989年から復元が始まったそうだが、その時、屋根瓦の色は沖縄の太陽の色をイメージして製作されたということを聞いたことがある。だから、あの赤は沖縄の光と響き合うように力強く、また優しいのだろう。その赤が放つエネルギーを浴びたせいか、その夜、僕の胃袋はすっかり弾んでいたのである。これから食欲が落ちることがあったら、沖縄の滋味豊かな赤を思い出すことにしよう。あの赤は、食欲増進の“カラーサプリメント”になりそうだ。

投稿者 heart-color : 2005年11月30日 15:41

コメント

私は4年ほど前からカラーセラピーを勉強しだして
山内先生を追いかけて沖縄にも何度も行っています。
今は色彩学校にも通っていて、今回のフォーラムに末永先生
もいらっしゃると聞いて駆けつけました☆
南の島は本島にセラピー向きだと実感しています。
関東の人たちにこそ必要な物とも思うのですが。。

投稿者 大岡 友紀 : 2005年12月04日 17:55

私は山内先生、末永先生の、両先生の講義を受講した生徒です。
色の話を聞く事が大好きです。
勉強をしてから、日々の生活の中で色を感じます。
飛行機が苦手な私は、なかなか沖縄に行けないのですが、昔行った首里城を今見たら、末永先生の感じられた副交感神経を刺激する「赤」をどのように感じるのでしょう・・・

投稿者 横井里永子 : 2006年01月01日 15:17

 
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