« 2007年03月 | 色即是心・TopPageへ戻る | 2007年09月 »

2007年05月14日

クジラは魚ではなく野生哺乳動物だということについての一冊の本

『日本はなぜ世界で一番クジラを殺すのか』(星川淳著 幻冬舎新書) 僕が育った長崎では「おくんち」と呼ばれる諏訪神社の秋の大祭が行われる。その中で、子ども心にも焼き付いたのがクジラの山車だった。大きなクジラをかたどった山車が数人の屈強な男たちによって曳かれ、神社の広場でものすごい勢いで回転する。観衆からどよめくような喝采が上がる。海の文化の中で生きてきた長崎人の血が躍るのだろう。 そんなわけで僕も子どもの頃からクジラの肉を食べて育った。祭りの山車として登場するクジラには感謝がこもっていた。しかしそんな素朴な捕鯨の時代はすでに去り、今、クジラの存在は僕たちと自然環境との関わりを鋭く問いかけてくる。 「捕鯨問題」という言葉を聞いた人は少なくないと思う。国際的には商業捕鯨が規制される方向にある今日、日本が「調査捕鯨」という名目で大量のクジラを獲り続け、国際的な批判...
 
Copyright (C) 1999-2005 ハート&カラー Co.Ltd. All Rights Reserved.