菜の花色と共鳴する心  
 


拡大しようとする心。自己アピールの心理。


菜の花色は色の中でも誘目度(目が引きつけられる度合い)が高い色で、遠くからでも目に入ってきます。道路工事の標識などに使われるのもそのためです。菜の花色の持つこのような注意を引きつける強さは、心理的な表現においてもよく見られます。菜の花色は光のイメージとも結びつくため、外へ外へと拡散していく気持ちの時に、現れることが多いようです。「やる気」「希望」など、自分の欲求を不安なく出せる気分と結びつきやすい傾向にあります。と同時に、好奇心旺盛な子どもの気持ちも甦えってくるようです。自分を受け入れて欲しい、甘えたい、という願望の色だったりもします。
この絵は、希望していた会社への就職が決まった直後に描かれたものです。輝かしい未来へ向けて、両手を広げて自己アピールをしている朗らかな子どものようです。

 
 
 
 
 
菜の花色の心理がよくわかる映画
 
   

黄色はイエス、青はノー―イエロー・サブマリン

映画「イエロー・サブマリン」は、人が1度胎児に戻り、誕生の歴史を辿りなおす旅に出るような、ある意味ではサイコセラピー的な面白さを持った作品です。
物語は、ビートルズの四人が菜の花色の潜水艦に乗り込んで、海底帝国ペパーランドを護る航海に出発するところから始まります。このビートルズの「黄色い戦士」たちが戦う相手は、世界を沈黙の青に塗り込めようとする「ブルー族」です。そして「黄色い戦士」のキーワードは「イエス」、そして「青い戦士」の合言葉は「ノー」なのです。さて、この菜の花色の潜水艦は心の光、つまり子どものような希望を胸に出発します。しかし、菜の花色の心の子どもたちは、時に暴力に潰され、時に潜水艦からはぐれ、時にブルー族の「ノー」の言葉に傷つきます。おやおや、人生って大変だなぁ、「イエス」ばかりじゃないんだ、と戸惑ったりしながら航海を続けるのです。この菜の花色と青色の戦いは、そのまま人がこの世を航海していく時に味わう心模様ではないでしょうか。

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